SKIN/スキン

2019年/アメリカ/118分/R15+

監督ガイ・ナティーヴ

出演ジェイミー・ベル、ダニエル・マクドナルド、ダニエル・ヘンシュオール、ビル・キャンプ、ルイーザ・クラウゼ、カイリー・ロジャーズ、コルビ・ガネット、マイク・コルター、ヴェラ・ファーミガ

公式サイトhttp://skin-2020.com/

人は、生まれ変わることができるのか。 レイシストとして生きてきた若者の苦悩と贖罪を描く、衝撃の実話。 スキンヘッド、顔面に憎悪を象徴する無数のタトゥー。白人至上主義者に育てられ、差別と暴力に生きてきたブライオンは、シングルマザーのジュリーと出会い、これまでの悪行を悔いて新たな人生を築こうと決意する。だがそれを許さない組織からの執拗な脅迫、暴力は、容赦なくジュリーたちにも向けられていく・・・。2003年に米国で発足したレイシスト集団「ヴィンランダーズ」の共同創設者ブライオン・ワイドナーが辿った実話の映画化。新鋭監督ガイ・ナティーヴは、憎悪の円環からの脱却を図った男を軸に、レイシズムの非道、人間の再生、それを支える社会の寛容を鮮烈に描き出す。 反ファシスト抗議を行う人々に、猛然と襲いかかるスキンヘッドの男たち。そのうちの一人の名は、ブライオン・“バブス”・ワイドナー(ジェイミー・ベル)。十代で親に見捨てられ、白人至上主義者グループを主宰するクレーガー(ビル・キャンプ)とシャリーン(ヴェラ・ファーミガ)に拾われ、実の子のように育てられたブライオンは、今やグループの幹部となり、筋金入りの差別主義者となっていた。タトゥーショップで働く彼の体には、鍵十字など、差別的なメッセージを込めたタトゥーが無数に刻まれている。だが、3人の幼い娘を育てるシングルマザーのジュリー(ダニエル・マクドナルド)との出会いをきっかけに、ブライオンはこれまでの自分の人生に迷いを感じ始める。グループを抜け、彼女と新たな生活を始めようと決意するが、前科とタトゥーが障害となり、なかなか仕事につけない。また彼の裏切りを許さないスレイヤー(ダニエル・ヘンシュオール)ら元仲間たちからは、日々脅迫が続いていた。家族の安全と自らの幸福との間で悩むブライオンに、反ヘイト団体を運営するダリル・L・ジェンキンス(マイク・コルター)は、転向を手助けしようと申し出る。ある裕福な女性が、彼のタトゥー除去に資金を提供するというのだ。過去の自分と決別するため、ブライオンは、計25回、16カ月に及ぶ除去手術に挑む。

★8/8(土)~8/16(日)併映
SKIN 短編
(2018年/アメリカ/21分/原題:SKIN)
ガイ・ナティーヴ監督が長編映画『SKIN/スキン』の出資を募る意味で、作品の趣旨を理解してもらうべく作った短編。アメリカにおけるレイシズムの現実に、長編とは異なるアプローチで迫る。白人と黒人の人種問題を、子供の視点を織り交ぜながら強烈な描写と驚愕の展開で観客に問うたこの作品は大きな反響を呼び、企画立ち上げから7年の時を経て長編『SKIN/スキン』が実現した。本作はのちに、2019年アカデミー賞®・短編映画賞を受賞した。
監督:ガイ・ナティーヴ
原案:シャロン・メイモン
脚本:ガイ・ナティーヴ、シャロン・メイモン
出演:ジョナサン・タッカー、ジャクソン・ロバート・スコット、ダイニエル・マクドナルド
©NEW NATIVE PICTURES
上映は終了しました
上映スケジュール
8/8(土)~14(金)16:10
★短編併映
8/15(土)・16(日)17:55
★短編併映
8/17(月)~19(水)17:55
8/20(木)・21(金)15:10
料金
一般1,800円
シニア1,100円
専門・大学生1,500円
中学生・高校生1,000円
会員1,000円
★入場システム、サービスデー・その他割引