あるがままの自分に向き合い、〈こころの居場所〉を探し続けるひとりの若者の記録
《女》から《男》へ、そしてその先にあるものとは―? 性別を超えた、あるがままの「わたし」と出会うまで
女性として生まれたが、自分の性に違和感を持ち続けていた小林空雅さん。13歳のとき、心は男性/生物学的には女性である「性同一性障害」と診断される。17歳の時に出場した弁論大会では、700人もの観客を前に、男性として生きていくことを宣言。そして弱冠20歳で性別適合手術を受け、戸籍も男性に変えた。本作はそんな1人の若者の9年間の変化と成長を描いた《こころの居場所》についてのドキュメンタリーです。 LGBTQやジェンダー、同性婚の問題など、いま性についての関心が世界中で広がっています。この映画は、性の違和に苦しみ、それでも自分らしく生きる人々の姿を通して《性別》に限らず、誰もが生きやすい社会に近づくための気付きを与えてくれます。
女の子として生まれ、男の子として生きたいと希んだ空雅(たかまさ)。果敢に身体を変え、戸籍も男性に戻した。でも男でもなかったとしたら?
心と体が一致しない不具合を感じつつ、心を開き、社会へと飛び立っていった空雅さんが出会ったのは、世界最高齢で性別変更した95歳のチェリスト・八代みゆきさん(男→女)、男と女に二分される性に違和感を感じ、自ら「X ジェンダー(性別なし)」※であることを明かして、性の多様性を伝える中島潤さん(26歳)。様々な人とふれあうなかで浮かび上がってきたのは、性という枠組みでは括りきれない、多様で豊かな人生。そして、映画の最後で下した決断は驚くべきものだった−−−−。
※「X ジェンダー」とは?… 身体的性別に関わらず、自身の心の性別を男女の「どちらでもない」「どちらでもある」「中間である」「流動的である」などと自認している人の総称。
トークショー
★10/18(日)11:00の回上映後
登壇者:常井美幸監督、上畑正和さん(本作音楽)
上映スケジュール
10/17(土)・18(日) | 11:00 |
10/19(月)~23(金) | 12:35 |
10/24(土)・25(日) | 15:05 |
10/26(月)~28(水) | 19:15 |
10/29(木)・30(金) | 15:05 |