シリアにて

2017年/ベルギー・フランス・レバノン/86分

★第67回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門観客賞

監督フィリップ・ヴァン・レウ

出演ヒアム・アッバス、ディアマンド・アブ・アブード、ジョリエット・ナウィス、モーセン・アッバス、モスタファ・アルカール、アリッサル・カガデュ、ニナル・ハラビ、ムハマッド・ジハド・セレイク

公式サイトhttps://in-syria.net-broadway.com/

死と隣り合わせの中、アパートメントの一室に身を寄せる家族とその隣人。 戦地シリアの今を、ある女性の視点で描く、生き残るための24時間の密室劇。 シリアの首都ダマスカスのアパートに住む女主人のオーム。未だ内戦の終息は見えず、アサド政権と反体制派、そしてISの対立が続いていたが、ロシアの軍事介入により、アサド政権が力を回復しつつある。そんな中、戦地に赴いた夫の留守を預かるオームは、家族と共にアパートの一室にこもり、そこに身を寄せた隣人で、幼子を持つハリマ夫婦とともに、何とか生活を続けている。 ある日、ハリマの夫がレバノンの首都ベイルートに脱出するルートを見つけ、今夜こそ逃げようとハリマに計画を話していた。脱出する手続きをするために、夫はアパートを出て行くが、外に出た途端スナイパーに撃たれ、駐車場の端で倒れてしまう。一部始終を目撃していたメイドのデルハンは慌ててオームに知らせるが、外に出るのはあまりにも危険である。助けに行くことはできない。デルハンはハリマに夫が撃たれたことを伝えようとするが、オームは彼女が狙撃されることを恐れて、デルハンを押しとどめる。ハリマにはまだ生まれたばかりの赤ん坊がいる。彼女を守るためにオームは苦渋の選択をしたのだ。 昼になり、アパートに強盗が押し入ってくる。家族は急いでキッチンに隠れるが、ハリマだけが赤ん坊を部屋に置いてきてしまったことで、キッチンに入れない。他の人間はどこに隠れているのかと問い詰める強盗に対して黙秘したハリマは、子供を人質に取られ、レイプされてしまう。強盗が去り、なぜ自分だけキッチンに入れてくれなかったのかと詰め寄るハリマに、生き残るためだと答えるオーム。さらに、ハリマの夫がスナイパーに撃たれ駐車場で倒れていることを告げるのだが…。

上映は終了しました
上映スケジュール
10/24(土)・25(日)13:05
10/26(月)~30(金)12:00
10/31(土)~11/6(金)14:50
料金
一般1,800円
シニア1,100円
専門・大学生1,500円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,000円
★入場システム、サービスデー・その他割引