小学6年生になった男の子の光は、自身の受け口を悩み抜きマスクをつけるようになった。両親は治療のため、光と歯科を訪ねるものの、診察で、顎の矯正には18歳頃になってから手術が必要と知らされる。
見た目の悩み、人と異なった振る舞い
小学生の光は彼の顔の特徴である「受け口」にコンプレックスを持ち、教室にうまく馴染めない。彼はクラスメイトにからかわれ、「いじめ」の標的となる瞬間さえもある。また2005年4月の発達障害者支援法の施行前、「発達障害」の周知がない時代が本作の背景となっている。光は隠れた発達障害を抱えており、クラスや周囲と異なった行動をする自らにも苛まれていく。
映画は出演者の熱演が観客に大きな衝撃を与え、撮影から4年を経てカナザワ映画祭2017やTAMA NEW WAVEと多くの映画祭で受賞。翌年に福井駅前短編映画祭2018で、グランプリを受賞する。山本楽が2013年の小学4年時に「受け口」の主人公を演じ、悩みを抱える当事者の内面を表現している点も見どころである。
【参考】
■LITALICO発達障害ナビの紹介
https://h-navi.jp/column/article/35027797
毎日新聞社7月6日大阪紙面夕刊
上映後イベント
【上映後イベント】
①7/4(土)14:05の回上映後
<舞台挨拶>
―登壇者―
岡倉光輝 監督 <音声出演>
理沙さん(本作プロデューサー)
<リモート対談>
―ゲスト―
にいやなおゆき さん(アニメーション作家)
※Zoomによる出演です
岡倉光輝 監督<音声出演>
理沙さん(司会)
②7/5(日)14:05の回上映後
<特別対談映像>を上映
―出演者―
宮台真司さん(社会学者、映画批評家 )
理沙さん(本作プロデューサー)
③7/11(土) 20:10の回上映後
<特別対談映像>を上映
―出演者―
入江悠さん(映画監督)
理沙さん(本作プロデューサー)
④7/12(日)20:10の回上映後
<リモート対談>
―ゲスト―
古山憲太郎さん(光の父親役を演じた俳優)
理沙さん(本作プロデューサー)
※お二人ともZoomによる出演
【舞台挨拶映像】
イベント付日程以外の通常上映回には、
本作出演陣による舞台挨拶映像を本編上映後に上映
上映スケジュール
7/4(土)~10(金) | 14:05 |
7/11(土)~17(金) | 20:10 |
料金
一律 | 1,000円 |
障碍者手帳ご呈示の方 | 900円 |