「忘れたいこと」を話してくれてありがとう
長く沈黙を保ってきた「ひめゆり学徒」
第2時世界大戦末期、沖縄では住民を巻き込んだ地上戦が展開されました。15歳から19歳の女学生たちも戦場動員され、献身的な看護活動の末、多くが亡くなりました。「ひめゆり学徒隊」です。あまりにむごい体験をへて生き延びた生徒たちの多くは、戦後長く沈黙を保っていました。この映画は、彼女たちの体験にじっくりと耳を傾けたものです。
「また戦世が来る?」
「ホウキ星が出たら、また『戦世(いくさゆ)』が来ると、親から言い伝えられたひめゆり学徒がいました。
ホウキ星とは、70年周期でやってくる彗星のこと。
「70余年も経つと、戦争を体験した人たちも亡くなり、指導者が戦争を美化する。私の親たちが言ったことは、それを戒めようとしているのだと思います。」
この言葉が現実味を帯びつつある今…。ひめゆりの生存者の記憶を受け取った私たちは、どのように次の世代に継いでいくのか。6月23日の沖縄慰霊の日を中心に、長く上映を続けていきます。
監督
制作・上映スタッフ一同
舞台挨拶
6/25(土)10:00の回上映後
<登壇者>
柴田昌平 監督
上映スケジュール
2022年
6/23(木)・24(金) |
14:20 |
6/25(土)・26(日) |
10:00 |
6/27(月)~7/1(金) |
11:00 |
※7/1(金)で終了予定 |