子を売る親でも 親は親 人身売買・地雷・慈悲魔 映画「OKAは手ぶらでやってくる」は、2022年にこの世を去ったカンボジアの一人NGOのOKAこと栗本英世(くりもとひでよ)の人生を、15年以上に亘って撮影した記録映像を基に、人身売買を無くそうと悪戦苦闘した氏の足跡を追いかけた、タイ・ラオス・カンボジアでの撮影を加えた、さすらう映画(ロードムービー)です。 詩人でシンガーソングライターの友部正人さんの歌が旅に寄り添います。 1980年代後半、東南アジアに飛び出した栗本(OKA)はラオスやタイの山岳部で売られる子どもを懸命に助けようとするが、親が立ちはだかり失敗続きだった。 やがて、内戦が終了したばかりのカンボジアにたどりついた栗本は、タイから帰国した難民が暮らす地雷だらけの村で、村民と一緒に手掘りで地雷を除去しはじめる。 一方、難民の子ども達をターゲットとする人身売買と闘うために、親のいない孤児たちを守る「こどもの家」を開設し、地雷原の村に識字教育をする草葺きの寺子屋づくりを始めた。 一方「慈悲魔(じひま)」というインドのアウトカーストの子どもが喜捨をもらい物乞いをして生きていけるようにと、手足を切断されるような構造が、カンボジアにもあてはまり、それは支援する側の責任であることを告発し、お金に頼らないで自立を促すような支援活動を模索し続けた。
上映期間 2025年5/24(土)〜 |
2025年 5/24(土)~ |
時間未定 |
未定 |